樹木葬の開苑
この度2021年4月18日に、新たな樹木葬地として「櫟苑(らくえん)」が開苑されました。
墓苑にて開眼法要
18日午後3時に樹木葬墓苑、「櫟苑」内にある十三重の石塔の前で住職による開眼法要を行いました。櫟野寺の信徒役員の方や墓苑造成に関わった方たちにお集まりいただき、無事開苑することができました。
それに先立ち当日は、毎年行っている春会式(採灯護摩供)を午後2時から行いました。境内において護摩壇(炉)を設け浄火により世界平和、五穀豊穣、町内安全、信徒各家家内安全、 参詣者各位の諸願成就などの護摩木を焚き、観音さまや神仏をご供養し御祈願しました。
櫟野寺住職 三浦密照
私がお勤めしている櫟野寺というお寺は地元では「いちいの観音さん」として親しまれています。
その昔、最澄さんが、霊夢を感じ櫟の木で、十一面観音を彫刻したのが始まりと言われています。日本にはいくつかの十一面観音さんがいらっしゃいます。
本寺の十一面観音さんは「日本最大坐仏の十一面観音」というのものになります。またこの観音さんの他、重要文化財として20体の仏像がございます。
文化財は歴史や文化の理解のため欠くことのできない貴重な国民的財産であるとともに、将来の発展途上のためになくてはならないものです。将来の地域づくりのため
次世代に継承していくことが求められます。
新たに樹木葬墓苑を設け、地域だけでなく、お墓の悩みを持つ方たちとのご縁を得て、仏さまを守っていきたいと思います。